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漢方・鍼治療(東洋医学)
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山崎歯科医院データ
【住所】
〒851-1137
長崎県長崎市式見町332
【TEL】
095-841-0011
【診療時間】
月・金/9:00~13:00
    14:00~20:00
火・木/9:00~13:00
    14:00~18:00
水・土/9:00~13:00
【訪問診療】
水・金/14:00~18:00
【休診日】
日曜・祝日
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漢方・鍼治療(東洋医学)
季節の変わり目や最近の気候の変調は、ストレスを増し、体内の免疫力を減ずることになります。このため歯周病の悪化や骨膜炎をおこし、来院することになります。
当院では通常の処置に加え、鍼で痛みを減らし免疫力をアップさせ、漢方薬でこれを維持するようにしております。

以下は当院でよく行われている治療です。

 ドライマウス

「ドライマウス」とは口腔乾燥症ともいわれ、口の中や喉が渇くなどの症状が現れます。
眼に現れる乾燥症の「ドライアイ」同様、徐々に注目され始めています。

ドライマウスの人口が増加している背景には、現代人に多い主にストレスや不規則な食生活が原因であることがわかっています。 例えば、最近ペットボトルを持ち歩く人をよく見かけませんか?清涼飲料水の容器が、10年前とくらべて大きくなっているのに気づいていますか?

軽度では主に口の中のネバネバ感、虫歯、歯垢や舌帯の増加、それに伴った口臭も現れます。
それが 重度になり、唾液分泌量が低下し口腔内の渇きが進行すると、強い口臭、舌表面がひび割れ、割れた舌の痛みいわゆる「舌痛症」で食事がとれない摂食障害、会話時にしゃべりづらいなどの発音障害も現れます。場合によっては不眠をおこすことにもなります。
さらに自己免疫の異常(自己免疫疾患)によるものをシェーグレン症候群といい、様々な障害を引き起こすことがあり注意が必要です。

■ドライマウスの原因は?

【1】食生活

現代の食生活では、唾液を十分に出さなくても飲み込めるようなファーストフードや食事が主流になっています。このため唾液の分泌が従来よりも少なくなり、口の中の潤いが足りず、口が渇く、舌がひび割れて痛い、などの症状があります。

【2】精神的ストレス・緊張

ストレスがかかったり緊張をすると交感神経が刺激され、唾液の分泌が抑制されます。あまり緊張しないよう楽しくゆとりある生活を心がけてみてください。気分転換をしましょう。

【3】薬 物

抗鬱剤(抗うつ剤)、鎮痛剤、抗パーキソン剤、降圧剤などの多くの薬物の副作用として唾液分泌の低下があり、薬の量を減らすなど担当医と相談してください。

【4】年齢によるもの

年齢とともに口やアゴの筋力が低下や萎縮がおこり唾液の分泌量が低下します。70歳以上で男性16%、女性25%の量的低下。80歳では老人性萎縮により25%以上の低下。

【5】口で呼吸する(口呼吸)

鼻炎などの鼻疾患や癖などで口で呼吸をすれば唾液は蒸発してしまい口が渇く原因となります、。鼻疾患の治療や癖をなおしましょう。

【6】その他病気など

浮腫、脱水症、糖尿病、シェーグレン症候群、放射線、骨髄移植
ドライマウスシェーグレン症候群

唾液は唾液腺といわれる組織から分泌されます
。 唾液腺には、耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つがあります。
シェーグレン症候群では、唾液腺が障害を受け、唾液の分泌量が減少するため、口腔乾燥症(ドライマウス)がおこります。

■ドライマウスの治療方法

ドライマウスの治療方法として、まず口腔乾燥の程度を調べ、カンジダなどの真菌や歯周病の状態を調べます。 その後、原因を特定して患者さんの証に応じて漢方薬や、うがい薬を処方します。
原因を取り除ける場合と、症状を和らげるのみの対症療法となることもあります(抗ウツ剤治療)。
うがい薬
トローチ
唾液の分泌を促進する作用のある唾液分泌亢進薬、漢方薬、唾液腺ホルモンなどを用いて治療します。
シェーグレン症候群に対しては、アネトールトリチオンと塩酸セビメリン水和物に保険適応があります。塩酸セビメリン水和物は、唾液の分泌を調整する神経を刺激する事により、唾液の分泌を増加させ、口の中の乾燥症状(かわき、ねばつき)を改善させる新しい薬です。
内服薬 ストレスがかかったり緊張をすると交感神経が刺激され、唾液の分泌が抑制されます。あまり緊張しないよう楽しくゆとりある生活を心がけてみてください。気分転換をしましょう。
人工唾液 口腔内に噴霧して作用するエアゾール剤です。正常唾液に似た成分で作られている事から、不足している唾液の補充療法として用いられます。


 舌痛症

舌に「ヒリヒリ」感や「ピリピリ」感または「シンシン」する「やけど」のような痛みがあるが、舌には傷が見当たらない状態のことです。
ほとんどの患者様は、食事はできるのに口に物が入ってない時、特に夕方頃になると舌に「ヒリヒリ」感や痛みが出ると訴えます。
舌痛症は大きく4つに分けることができると考えています。
人間の体は気・血・水から成り立っていると、東洋医学では考えます。
特に気と血の変調が舌痛症を引き起こします。精神的な過大なストレスが、消化器系にダメージを起こすためです。
口腔内や神経系ないに潜んでいるウィルスによる舌痛症です。
意外とこのタイプが多いように感じます。この場合、抗ウィルス剤と「冷え」を治す漢方薬を処方します。
口腔内の組織の変調が舌痛症を引き起こすことがあります。
よくあるのは歯牙の鋭端部や義歯、冠などの補綴物が舌を傷つけている例などです。この場合は舌に潰瘍ができてしまいます。やっかいなのは態癖(頬杖、うつぶせ寝etc...)などで、舌骨の位置が本来の位置より移動している場合も舌痛症を引き起こします。
頻度は少ないのですが、消火系統の悪性腫瘍や出血なども舌痛症を起こすことがあります。

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